カーテンタッセルをアレンジ

 

実家のカーテンを新調したのだが壁にカーテンタッセルをかけるフックがついてないので、母からタッセルかけをつけるか、なしでも使えるカーテンタッセルを作って欲しいとお願いされた。

タッセルかけを探してつけるより、なしで使えるものを作ったほうが楽しそうだったので作ることにした。 

 

 

どんなカーテンタッセルがいいか

ネットで検索したりpinterestをさまよってみたりすると、最近はいろんなタッセルがあって楽しかった。

100均にカーテンの下から丈調整をしつつドレープを作るようなマグネット式のタッセルがあるそうで、面白いなぁと感心した。

レースなど軽い素材と相性がよさそう。

 

羊毛フェルトのポンポンを繋げたのもが可愛くて気に入ったけど、カーテン自体に素敵な光沢があるので質感が合わないなぁと思い、結局付属のタッセルをアレンジすることにした。

 

どんな留め具がよいか

母は、ボタンで留めるのはどうかと提案した。

ただ、かなり厚い生地にボタンホールをあけるのは自信がない。

そして手持ちのボタンで生地に合いそうなものはなかった。

店頭でのボタン選びはとても楽しい作業だけど、緊急事態宣言下でお店に長居するのも気が引ける。

私がいつもボタンを選んでいるお店は電車で40分ほどのところにある。

 

中にマグネットを入れて、紐なしで手軽に留められるようにしたらいいかも、とも思っていた。

ただ、食卓の椅子とカーテンがかなり近いのでマグネットだとネックレスなどにくっついたりスマホに影響が出たりしないかが気になった。

 

なかなか、これだ、と思う案がなく日が過ぎていたのだが、母の部屋にカーテン生地のサンプルがあることに気がついた。

これなら、くるみボタンがいいんじゃないか、と思いその線で進めてみた。

手軽に留めるならループよりゴムの方が調整が効くしが向いているかも、ということでループもゴムに変更することに。

 

いざ、タッセルアレンジ

 

材料調達

生地が厚いのでくるみボタンを作るときにシワを取るのに少し苦労したが、なかなかの出来だと思う。

くるみボタン本体はダイソーで買ったものがあったのでそれを使った。

ゴムは髪ゴムを使おうとセリアに行ったのだけど黒や紺しかなく、たまたまあったシルクに入ってみたらひとつだけベージュがあったのでそれをゲット。

 

解体

まず、既存のループを取るために端の縫い目をほどいた。

糸ではなくテグスのような透明なもので縫われていたことにびっくり。

こんなもので縫う専用のミシンもあるんだなぁと思った。

裁縫を始めてから既成服の縫い目などを見るたびに、これはどんな工業ミシンが使われているんだろうか、と思ってしまうのだけど、服だけでなくいろんな素材専用のものがあるんだろう。

面白い。

 

ゴムを入れる準備

端の縫い目をほどくと、ループが引っ張っても取れないように小さな長方形の布が縫いつけてあった。

なるほど。

ゴムが抜けないよう結び目を作ってから縫い込めばいいかな、と思っていたけどこのほうが良さそう。

なるべく織りが細かくてほつれにくい布がいいと思い、タイプライター生地の余り布を使うことにした。

見えないところだから見栄えではなく強度が大事!と、ザクザク何重かに縫いつけた。

これで部品が完成。

 

縫い合わせ

端から部品を入れ、長方形をしっかり中に入れ込み縫い合わせた。

ぴったりの色の糸がなかったので白で外からは見えないようくけ縫い?というのかな?で縫い合わせ、ゴム部分は細かいなみ縫いで補強した。

 

片方は閉じたあとボタンつけ。

二重になってる生地を貫通させ、ゴムの太さに合うように長さを調整して縫いつけた。

 

設置

タッセルのカーブが上か下かで姉妹で話したのだが、姉が下じゃないか、というので従った。

ボタンの位置とカーテン本体の縫い目を合わせることにして、裏から見たときに縫い目が目立たないようにしてみた。

また、外したときにタッセルがカーテンに対して平行に床に垂れるよう、バシッと縫うのではなく、くるみボタンつけの要領で一点だけを留めてみた。

 

完成図

  

 
 
 
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うむ。

素人仕事にしてはなかなかではないでしょうか。

材料費は髪ゴムの110円のみ!

実はレースカーテンのサンプルを紐で使えないかと思って細く縫ってから中に別のゴムを通して試してみたのだけど出来上がりが大変野暮ったく、ゴムの伸びもイマイチ合わなくて不採用にした。

ギャザーを寄せてゴムの長さを決めるのって結構難しいと思う。

生地は無駄にしてしまったけどサンプルだし、よいよね。

 

楽しい作業でした。