【矯正】はじめるまえに

 

去年の6月からマウスピースで歯列矯正を始めた。

矯正をして歯並びがどう変化してきたか、かかった費用、今どう感じているかなどを残しておこうと思う。

長くなりそうなので複数回に分けて書くことにした。

 

 

 

はじめたきっかけ

私の歯並びの悪さを心配した母から中学高校の頃に何度か、矯正しておく?、と聞かれた。

でもその頃は見た目も気にする年頃で銀色のワイヤーを着けての生活が嫌だったし、友達に聞くとどうやら痛いらしい、しかも費用が結構かかる、と聞いていたので、お金もかかるしいいよー、と答えていました。

大学生の頃は彼氏から、笑ったときの八重歯がかわいい、などと言われて、まぁ悪くないな、などと思っていた。

 

頭痛持ちではなかったのに、去年から急に慢性的な頭痛に悩まされて色々病院を回って弱っている。

体調を心配した母に近況報告をしながら外出先で久しぶりにゆっくりお茶をしていたときに辛いながらも頑張ってにこっと笑ったら、やっぱり歯並び直してあげればよかったよねぇ、と言われたのだ。

なんとかして頭痛から解放されたいと思っていたときに母から哀れまれた気がして悲しくなった。

噛み合わせが悪いと体にいろいろ影響があるらしい、最近では前から見えない矯正もある、など知識もついていたので、さんざん病院にお世話になってるついでに歯医者にも行っとくか!、と清水の舞台から飛び降りるような出費を覚悟した。

 

矯正の前にしたこと

歯医者選び

大学生のときはバイト先の主婦の方に近所のおすすめ歯科医を紹介してもらっていて気に入って通っていたのだが、今はクリーニングだけだしなんとなくで近くの歯医者に通っている。

家族が虫歯で歯を抜いて差し歯の処置をしたあと、歯茎に菌が残っていたようで大変な思いをしていた。

歯医者は当たり外れが大きい気がするのでちゃんと選ばなくては。

大金を納得できない医者に払いたくはない。

ネットで探してもWEBサイトにはいいことしか書いてないし、口コミサイトも正直頼りにならない。

やはり人から聞いた情報が一番よい気がする。

そこで、家族がその後通っている歯医者にしようと思ったのだが、そこでは矯正をやっていないが患者さんが矯正をしたい場合は勧めている歯科医院はあるとのこと。

そこの医者が月に数回出張でこちらの歯医者に来ているそうなので軽く診てもらい話を聞いた。

私の場合、ワイヤーでもマウスピースでもどちらでも可能(歯並びによってはマウスピースができない場合もある)だと言う。

今は見た目は気にならないのだけどワイヤーは食べるものが制限されたり、とにかく歯みがきが大変らしい。

迷わずマウスピースでお願いした。

 

抜歯

矯正の前には親不知を抜かなくてはいけないという。

私は上2本下1本を抜いていたので残りは1本。

 

矯正とは直接関係ないが、以前抜いた下の親不知を抜歯するのは大変だった。

大学生のときに生えかけの親不知が痛くて抜歯のためにしばらく歯医者に通っていたのだ。

詳しい理由は忘れてしまったが、生えかけの埋まっている親不知の顔を出すために数ヶ月ごとに歯茎をレーザーで切り開き、これならいけるだろうというところまで出したら大学病院で砕きながらなんとか取り除いた。

しかも多分経験の浅いであろう若い医者でものすごく時間がかかり、歯と自分の指の間に唇を挟んだまま力をかけるもんだから唇が切れまくった。

その後、腫れまくり声は出ないわ熱は出るわ、最悪だった。

 

別の歯医者で自分の歯のレントゲンを見るたびに、もう一方の下の親不知も抜くのは大変そうだから痛いわけではないから抜くのはやめておこう、と思っていた。

そのことをやんわり伝えると、これならそのままで抜けると思うよー、とのこと。

歯科衛生士さんも、先生は上手だから大丈夫よ!、と励ましてくれた。

実際、抜くスピードも早く麻酔の量もギリギリにうまく調整してくれて、抜いたあとしばらく喉の違和感はあったが外から見て腫れるようなことはなかった。

また、今までと違ったのが抜いた穴を縫合しなかったこと。

穴が空いたままで、塞がるまではよくうがいをしてください、と念を押された。

縫わないでいいならそのほうがいい。

自然治癒を待っているのは不快ではなかった。

やっぱり歯医者はしっかり選ぶべきなんだと痛感した。

このことはまわりにも力説しておいた。