何もできない日
頭痛が酷くて丸一日以上寝込んだ。
その前の2日間連日で外出した疲れなのだろうか。
頭痛がひどくなり始めた頃は何をしてもつきまとう感覚に嫌気がさして、やりたいこともやるべきことも、ねこの最低限の世話以外はできなかった。
最近は少しずつできることが増えているので、今日はこれができた、とか、明日はこれをやろう、と考えている。
本当に何もできない日があると、またあの死んだような毎日に戻ってしまうんじゃないか、とか、人と比べても仕方がないことは分かっていても、もっと辛い思いをしている人たちがいるはずなのになんで自分はその人たちのように働けないのかと思い、自分の価値のことを考えてしまう。
次の日には寝込むほどではなくなったのでよかった。
着替えてちょっとした掃除をしてごはんを用意して、冬の間締め切っていた窓の掃除をした。
酷い日があると、ごはんを食べようという気になるだけでもよかったなぁと思える。
先日ある医者も言ってたが、数値で表れないもの画像に写らないものに対しては寄り添わない医者が多いしまわりから理解もされづらい。
私も自分がこんな頭痛に悩まされるまで、頭痛持ちがこんなに辛いなんて思い思わなかった。
体調が悪いときにこんなに気分が塞いでしまうことも経験がなかった。
経験しないと分からないというのも事実なのだけど、それを想像できる人でありたいと思うようになった。
自分の理解の範疇を超えた気持ちや世界があることを忘れないでいたいと思う。