【矯正】戸惑ったこと、変化したこと

 

去年の6月からマウスピースで歯列矯正を始めた。

矯正をして歯並びがどう変化してきたか、かかった費用、今どう感じているかなどを残しておこうと思う。

 

始めたいきさつは前回書いたのだが、矯正をしたいとずっと考えて情報収集していたわけではないので 、そもそもの歯列矯正に関する知識がない状態で始めた。

 

some-smiles.hatenablog.com

あまり調べず考えず、とにかく始めたのだった。

 

そのためか、始めてみてからびっくりしたことや戸惑ったことが色々とあった。

また、マウスピースと過ごすのが日常になったことでの変化が色々あったので今回はそれについて書いてみる。

 

 

なんかポチポチが歯にくっついた

初回の検査の後、マウスピースが届きました、と連絡があり歯医者に向かった。

診察台に座ったら歯科衛生士さんがにこやかな笑顔で、まず歯にポッチをつけますね、と言う。

え、マウスピースって入れるだけじゃないの!?なに?ポッチってどういうこと?

顔にハテナが浮かんだらしく、ご丁寧にご自分の歯を見せて、コレがつくんですよー、と説明してくれたのだが正直よく見えない。

透明な突起物で矯正が終わるまで歯にくっつけておくものらしい。

マウスピースにはそれに応じたへこみがあり、はまるのだと。

 

つける作業は、ネバネバした水飴みたいなのを歯に載せて光(ちょっとあったかい)を当てて固めていたようだった。

出来上がりを舌で確認してみると、想像したよりも突起がキツくてザラザラしているので、頬の内側に当たるとちょっと痛い!

ただ、実際マウスピースを入れてみるとコレのおかげでガチッと固定されるんだなぁと実感できる。

しかしこのザラつきに慣れるのは結構時間がかかり、それまではツルツルしたマウスピースで覆っているほうが安心だった。

あと、何も予告なくキスした場合に相手がコレにびっくりしてケガしそうだなぁと思った。

キスするときはマウスピースしておいたほうが無難。

 

しゃべりづらい

透明で目立たないし他の人には分かりにくいマウスピースなのだけど、違和感はあった。

噛みまくった。

対面でしゃべっているときよりも電話のときの失敗の方が多かった気がする。

「〜られる」が特に言えなくて何度も言い直そうとして焦り、さらに言えなくなって恥ずかしかった記憶がある。

私が矯正をしている、と知っている人と話すときは気楽に話せたが、仕事で電話をとるときなどはしばらく緊張していた。

 

日常で英語で話す機会はないのだけど、英語の歌をよく歌う。

そのときは「r」や「t」がうまく出なかった。

マウスピースをはめることで一時的に歯が数ミリ大きくなっているような状態なので、歯と舌の距離感がうまく掴めないとこうゆうことになるみたいだ。

考えてみると日本語より英語のほうが舌を動かしたり歯に当てたりする音が多いかもしれない。

 

口内炎がよくできる

私は1週間ごとに新しいマウスピースに変えるのだが、変えるたびに違うところに口内炎ができた。

どこかしら当たるのだ。

しかし私の場合真ん中が白く化膿する痛い口内炎というよりは、当たったところに跡ができて、そこの肉がちょっと盛り上がる、みたいな腫れかただったので痛みはなかった。

 

硬いものを食べるときに躊躇する

新しいマウスピースに交換してから3〜4日間は歯が動いているらしく、なんとなく歯茎に不安があった。

強く顔を打ちつけたときに歯がグラグラするような感覚で、硬いものはあまり進んで食べたい気分にはならなかった。

肉より魚、ハードパンより食パンなど、若干選ぶ食事に影響した。

交換2日前くらいからは気にならなかったので、トンカツなどしっかり噛む必要があるものはその時に楽しむようにした。

 

間食・味見ができない

食事の前にマウスピースを外し、歯磨きの後にはめ直す生活。

ちょっと小腹がすいたとき、甘いものが食べたいときに気軽に食べられないのです。

これを食べるには外して歯磨きしなければならない…と思うと面倒くささの方が勝って間食が出来なくなった。

マウスピース生活はダイエットに効果的!

これ、いいと思う。

 

ただ、不便なのが味見。

麺類を茹でたとき、硬さをチェックしようとマウスピースのまま口に入れてみたら全く分からない、というより噛みきれない!

プラスチックをかぶせただけで麺すら噛めないのか!、と衝撃的だった。

固形でなく汁物などでも味がよく分からなくなる。

そのため、今では料理の前には外すことにしている。

 

お茶やコーヒーを出されたときに困った

上のこととも連動しているが、自分で食事を選べるときはいいのだけど、出先でお茶やコーヒーを出されると困ってしまう。

もちろん飲めないわけではないのだけど、マウスピースの着色が嫌なので着用中は水しか飲んでいないのだ。

茶菓子がついてきたときにはもっと困る。

そのまま無理していただくこともあったが、最近は矯正中のため今は食べられないのですみません、と伝えることにしている。

個包装のものは薦められて結構持ち帰らせてくれたりするので言ってみるものだ。

 

外食で店を選ぶ基準がトイレ

食事と歯みがきがセットになるのは外出先でも同じ。

小さい個人経営のお店などで洗面所がひとつしかなく借りにくかったり、ファーストフード店などであまり清潔ではないなど、そうゆう店にはフラッと入りにくくなった。

逆に食事をするとき楽なのが駅ビルのレストラン街。

トイレはフロア共用だから広く、洗面台も必ず複数ある。

よほど混んでいない限りは白い目で見られることはないのでおすすめ。

最近は食事をする店で歯みがきしづらい状況なのが予想される場合は、駅や駅ビル、近くのショッピングセンターなどで事前に外して店に向かい、またそこに戻って歯みがきをするようにしている。

私は職場で歯みがきができる環境だが、外回りなどで昼間定位置にいられない人は工夫が必要だろうなぁと思う。

 

歯ブラシの寿命が短い

外したマウスピースを歯みがきで使う歯ブラシでそのまま掃除するので、今までよりも歯ブラシの交換頻度が上がっている。

大体1週間ぐらい短くなった気がする。

1週間で交換するとは言っても汚れが落ち切らないマウスピースを歯に密着させるのは気になるので、割り切ってしっかりゴシゴシするほうがいいと思っている。

 

虫歯ができた

矯正を始めて4か月くらいから虫歯が3箇所できた。

前よりしっかり意識的に磨くようにしているのにショック。

歯科衛生士さんによると、歯が動くことで重なっていたところが外から見えるようになって虫歯が表面化しやすくなるので矯正始めるとポコポコ虫歯になる方多いんですよ、と慰められた。

そんなものなのかしら。

虫歯菌って好気呼吸してるの?

まぁ歯のメンテナンス期間だから色々な出費も致し方なし。

1〜2か月と定期的に診てもらえるので発見も早いし大事には至っていないのでよしとしよう。